楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

活動について

今後はこちらに移行します。

当ブログですが、今後下記サイトに移行します。 笙奏者 大塚惇平の公式サイトです。 http://ohtsukajumpei.com 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

「響きあう」世界の先に。

ようやく身体のこととか、色々と落ち着いてきて、これから旅を続けるにあたって、自分にとっていちばん大事なことってなんだろう?ということを考えています。自分が笙の響きの世界を通して在りたい世界、伝えたいことはなんだろう?と。長文ですがもしよろ…

ありがとうございました/Essence of Japanese in Waterras ~雅楽を奏でる「笙・龍笛」~

先日のワテラスコモンでのレクチャー&ワークショップ「Essence of Japanese in Waterras ~雅楽を奏でる「笙・龍笛」~」ですが、無事終了いたしました。お陰さまで多くの方にご参加いただけました。どうもありがとうございました! まずはまず初めに、夏の調…

蔡怜雄・大塚惇平 動画公開しています

www.youtube.com もう半年くらい前になっちゃいましたが、今回のアルバムと同時期くらいに国立のアグレアブル・ミュゼにて撮影した蔡怜雄くんとの動画を公開します。笙とトンバクによるものと、笙とレクにるもの、どちらも即興演奏です。音質など、反省点も…

新しい繭  笙とペルシャの打楽器による、架空の旅の記憶

ペルシャの打楽器奏者・蔡怜雄、笙奏者・大塚惇平によるミニアルバムです。 ひとまず、最初の一歩を。新しい繭・新しい試みを少しでも楽しんでいただけましたら。以下詳細です。 *** 新しい繭 笙とペルシャの打楽器による、架空の旅の記憶 *** ペルシ…

満員御礼 / 5.3 GW 初夏の音色を感じて 伝統雅楽体験会・笙の音色を楽しもう

少し前になりましたが、よみうりカルチャーおぎくぼでのワークショップ「5/3 GW 初夏の音色を感じて 伝統雅楽体験会・笙の音色を楽しもう」満員御礼にて終了しました!笙の歴史から、雅楽の中での役割など、概観的なところからお話を始めました。余談です…

多くの眼差しの集積として。

フランス在住のサックス奏者仲野麻紀さんのインタビュー。前々からファンなのですが、うーん、やっぱり憧れるなあ。「私」と「あなた」は絶対的に違う。けれど、その集積から世界は成り立っている。一人の人間の中に多様性がある…。 dokushojin.com同じよう…

4/1 齋藤徹ワークショップ 感想を。

少し前になってしまいましたが、コントラバス奏者、齋藤徹氏の連続ワークショップの初日、未熟ながら感想を描いてみました(私もほんの少し、サポートで入らせていただきましたが、こちらはワークショップ運営側としての総意ではなく、一参加者としての個人…

アートマネジメント人材育成のためのワークショップ100 〜地域リソース発掘・連環・創造のために〜

こんなこともやってますよ、というご報告として。静岡大学がやっている昨年度の「アートマネジメント人材育成のためのワークショップ100 〜地域リソース発掘・連環・創造のために〜」の報告書をいただきました。 分不相応にも偉い先生方に混ぜていただき中勘…

【笙の稽古場・最新情報】

ちょっとお稽古場の情報をまとめます! お稽古を通して、「笙」を中心にいろいろな人が集まるサロン的な場になればいいと思って活動しています。「笙」や「雅楽」へのポータル的な場所にもなればと。というわけで、こちらもちょくちょく定期お知らせや、様子…

映画『蹄』予告編公開

www.youtube.com 先日もお知らせしました、私が劇中曲を担当した映画『蹄』、予告映像が公開されています。笙の音色が響き渡っておりまするぞ!クラウドファンディング、終了まであと3日ですが、最後の一押し、目標金額達成へ向け皆さまのお力添えを賜ること…

笙の演奏について 雑感①

先日イランの打楽器奏者の蔡怜雄くんと映像を撮りまして、また、近々にミニアルバムのようなものをリリースできそうです。しばしお待ち下さいませ。 で、作曲について雑感。私は何回か「作曲」を試みてきたのですが、なかなかできない、というか、モチベーシ…

1/30ワテラスコモンホールでの動画をアップしました。

先日のワテラスコモンホールでの演奏会の動画をアップしました。 まずは冒頭の盤渉調を巡る即興から。 www.youtube.com 一番手前の中村香奈子さんが奏しているのは「排簫」という楽器で、東大寺の正倉院に宝物として収められていたものを近年復元楽器として…

「紅無」「白狐」を書く/奏でる 大杉弘子(書)×大塚惇平(笙)×中村香奈子(笛)

www.youtube.com 先月1月16日に静岡のグランシップで行われた、「アートマネジメント人材育成のためのワークショップ100 報告と体験」にて行われたパフォーマンス 「紅無」「白狐」を書く/奏でる大杉弘子(書)×大塚惇平(笙)×中村香奈子(笛) の抜粋…

どさくさに紛れて・・

今月発売のソトコトの、居間シアターさん特集のどさくさに紛れています。HAGISOでのあけまし荘の時の。あんま普段自分しない顔してんなあ…ケイオス感が居間シアターらしいですね。 時々ご一緒している居間シアターさんがけっこう大きく特集されています。と…

映画『蹄』クラウドファンディング

www.youtube.com 私が劇中曲として笙の演奏をした木村あさぎ監督による映画『蹄』のクラウドファンディングです。本作品は、シネアスト・オーガニゼーション大阪(略称:CO2)助成作品として制作されており、作品は完成後、今年3月に開催される「第 12 回大阪ア…

屋久島スピジャニ その2 エビスのこと

屋久島スピリチュアルジャーニーの続きをば。前回の滞在で感じたことを順を追って少しづつ。 今回の滞在は屋久島の益救神社の宮司さんの弟さんのお取り計らいで、弟さんの経営するグァバ農園の山小屋に一週間ほど滞在させていただくことになったのでした。そ…

屋久島スピリチュアルジャーニー その1

「スピリチュアル」という言葉は好きではないのですが、どうしても今の時代、「スピリチュアル」という言葉でしか名指せないものがあると思います。「宗教」でも、「信仰」でもなく・・・それなりに毒のある言葉ですが、あえて「スピリチュアル」という言葉…

田口ランディさんのことなど。

note.mu 最近田口ランディさんのSpiritual magazine「ヌー!」を読んでいます。ランディさんがスピリチュアルなものに本気で?取り組んでいるウェブマガジンのようです。 ランディさんが言うように、スピリチュアルなものに関して「なんかこうベタッとして気…

ポーランドに笙を、、

www.youtube.com 姉の旦那で北朝鮮おたく?プロデューサー?でポーランド人のエミル同士(笑)が、ポーランドの方向けに笙の紹介動画を作ってくれました。もしよろしければご覧くださいませ。ただ、いま改めて見てみるとわたくしが若干適当なことを言ってお…

【笙の稽古場】

【お稽古場ひらいております】 大塚個人の笙の稽古場の情報です。 笙を吹いてみたい方、ぜひどうぞ。グループでのお稽古です。 ■日時・場所月2回 19:00〜20:30場所 都内山の手線沿線(詳しくはお問い合わせください)*基本的に月2回、水曜夜の日程になり…

【講座開設】よみうりカルチャーセンター 雅楽・笙を奏でる

先日すでにお知らせしていました、よみうりカルチャー荻窪の教室ですが、お陰様でほどよい形、人数での開講となりそうです。ありがとうございます。 それで、実は恵比寿のよみうりカルチャーセンターでも講座を開設する予定です。さらに多くの方にご受講願い…

「スピリチュアリティー」のこと

屋久島 宮之浦岳山頂から永田岳(たぶん)を望む *** 屋久島での滞在を終え、東京に帰ってまいりました。なかなかに濃い体験でございました。 永田の山小屋に篭った後、島の南の、尾の間集落に滞在しました。こちらはうって変わって南国ムード、毎日色々…

屋久島来島。

屋久島 いなか浜にて。 *** 屋久島に来て5日目です。 ちょっともろもろの一区切りをつけたかった、というのと、滞在制作という名目で笑、しばらくこちらにおります。 屋久島には屋久島は宮之浦にある、益救神社さんのご縁で何回も来ているのですが、今回…

カルチャーで笙を教えるということ

カルチャー大宮、一回目の講座がお陰様で無事終了しました◯ 一般の雅楽会や、お稽古場も世の中にはたくさんあるのに、自分がカルチャーで、雅楽を、笙を教える意味ってなんだろう…と考えた時に、僕の場合、「響きとか、音の世界というのはとても奥深いという…

朗詠「嘉辰」のこと。

さて、次回の演奏会で行うワークショップで、皆さんに雅楽の歌物、朗詠の「嘉辰」を歌っていただこうと思っているのですが、その嘉辰について、少し書いておこうと思います。 ohtsukajumpei.hatenablog.com 朗詠というのは、平安時代の貴族が、外来の漢詩に…

動画アップしました。。

先日、静岡県は島田市の古民家ギャラリー、「ギャラリー陶」さんにて撮影をさせていただきました。音に関して、不本意な点もありますが、ひとまず、、。笙という楽器について知っていただければ。よろしければご覧くださいませ。惇 www.youtube.com www.yout…

子どもたちのこと。

先日、テレビで9月1日の始業式を前に子どもたちの自殺が増えるというニュースを見ました。 わりと、自分の中で子どもたちのために、あるいは子どもたちと共に何かしたいという思いがすごくあって、いまも思っています。 一応わたくしは笙の奏者ということ…

雅楽の舞について*2

さて。前回の続きです。 一見すると淡白かつ単調に見えるかもしれない雅楽の舞をどう楽しむか…ということなのですが、 右舞の平舞(四人ないし六人でゆったりと舞う舞)の場合、すべての舞に共通な舞の「手」と呼ばれる決まった「型」のようなものがあるので…

雅楽の舞について*1

さて、先日アップした右舞ワークショップの日程が近づいてきました。それにつけて、自分が雅楽の舞のどういうところに惹かれるのか、少し書いてみようと思います。 たぶん、自分は表現や、音楽、芸術に興味のある普通の現代人が、雅楽に触れていくときに何を…