子どもたちのこと。
先日、テレビで9月1日の始業式を前に子どもたちの自殺が増えるというニュースを見ました。
わりと、自分の中で子どもたちのために、あるいは子どもたちと共に何かしたいという思いがすごくあって、いまも思っています。
一応わたくしは笙の奏者ということでやらせてもらっていますが、なぜ自分が笙を吹くに至ったか…と言えば、「どうして自分は生きづらいのか、そして生きやすくなるにはどうしたらいいのか」ということからスタートしている気がします。
大学一年の春休みに四国遍路をして、そこからの流れが笙の響きと出会うきっかけになったということをホームページやブログの文章で書いていますが、その四国遍路になぜ行ったのかと言えば、私事で恥ずかしいんですが、僕自身、高校生活がものすごく辛かったという面があり、その頃から抱えていたものを清算しにいった…ということが、あったように思います。当時は必死でしたが。高校の頃も、よく田口ランディさんのエッセイを読んでいましたね。
さて…でも、こうして振り返ってみると、その高校の時の「どうして自分は生きづらいのか、そして生きやすくするにはどうしたらいいのか」という問題意識を、あらためていま笙を吹いている自分に結びつけてみると、何か腑に落ちるものがある気がします。そして、そうして腑に落ちてみると、どうしても「社会」の方に自分の目が向いてくるような気がします。
その問題意識から連なるいまの自分に、いまの「生きづらさ」を抱えている子どもたちに何かできることはないだろうか…と最近強く思っています。それは、笙を聞いてもらうことかもしれないし、彼らの話を聞くことかもしれないし、一緒に遊んだり、何かを共有していくことかもしれません。とにかく、演奏活動とは別でいいから、個人として、子どもたちと関われることがしたいなあ…と思っています。
と、言っても、門外漢の自分には何から始めればいいのかわからない部分があり…もしご教授いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひよろしくおねがいします。惇