楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

田口ランディさんのことなど。

note.mu

最近田口ランディさんのSpiritual magazine「ヌー!」を読んでいます。ランディさんがスピリチュアルなものに本気で?取り組んでいるウェブマガジンのようです。

ランディさんが言うように、スピリチュアルなものに関して「なんかこうベタッとして気持ち悪い」っていうのはすごくよくわかる。ベタッとして気持ち悪くならないためには一つには今のこの時代の文脈に乗っ取らないと何事もだめだなあ。としみじみ思います。

そういう意味で、あえて「スピリチュアル」という言葉が今の時代に指し示すものを批判的に引き受けた上で、そういうものについて語っていく姿勢は共感するところがあります。自分の身に引き受けつつ。

田口ランディさんは高校からの読者で、いま自分が笙を吹いていることにつながるひとつの種をもらっています(以下の過去記事など参照をば)。 

ohtsukajumpei.hatenablog.com

自分はオルタナティブな方には行っちゃだめな気がしていて、あくまで今の社会、時代のメインストリームな場所で、自分の演奏活動含め「そういうこと」をいかにかっこよく統合していけるのか、という気がしています。ほぼ独り言ですが。。

ポーランドに笙を、、

www.youtube.com

姉の旦那で北朝鮮おたく?プロデューサー?でポーランド人のエミル同士(笑)が、ポーランドの方向けに笙の紹介動画を作ってくれました。もしよろしければご覧くださいませ。ただ、いま改めて見てみるとわたくしが若干適当なことを言っておりますので笑、その辺りはご笑覧ください。エミルありがとう。彼はユーチューバーなので、彼のチャンネルも見てね。

12/18 蔡怜雄+大塚惇平 live at hako gallery

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日にちが迫っておりますが12月18日、イランの打楽器奏者の蔡怜雄くんとのデュオです!このデュオでの演奏を始めて一年ちょっとだと思いますが、だいぶ深まってきております。今回も即興演奏を中心にしようと思っていますが、所々新たに仕掛けを作っていこうと思います。即興演奏による瞑想的な時間を共有できればと思います。

***

『蔡怜雄+大塚惇平 live at hako gallery』
ペルシャ音楽の打楽器奏者、蔡怜雄と、雅楽の笙の演奏家、大塚惇平によるコラボレーションライブです。

毎回二人での演奏は即興演奏を中心に構成していますが、
今回は色々な仕掛けをしていこうかとおもっています。

今回もどのような「響きの場」を皆さまとつくっていけるか、楽しみにしています。

蔡怜雄
http://leosai.tumblr.com/

大塚惇平
http://ohtsukajumpei.com/

【日時】
2016年12月18日(日)
開場:18:30 開演:19:00

【場所】
代々木上原 hako gallery 2F
http://hakogallery.jp/

【料金】
前売・当日共に 2,000円 お茶付き

【ご予約・お問い合わせ】
人数把握のためご予約は、大塚 ohtsukajumpei@gmail.comまでお願いいたします。当日の飛び込みでのご来場も歓迎です。

11/28 高円寺Grain クルムスの鼓動Vol.1

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直前になってしまいましたが28日即興ライブです!青ヶ島出身のドラマー、叩き手、荒井康太さんの企画に出演します。皆さんとは初共演なので、とても楽しみにしております。詳しくは下記を。よろしくお願いします!

11/28(月)高円寺Grain
クムルスの鼓動vol.1
19:00open 20:00start
1800yen+drink

横山祐太(tp) from 札幌
大塚惇平(笙)
村田直哉(ターンテーブル)
直江実樹(短波ラジオ)
長井望美(人形遣い)
荒井康太(ds.per)


札幌からトランペット奏者 横山祐太さんを招いて。独自の世界観で活躍を続けるアーティストたちの一夜限りのセッション。

トランペットと笙!?短波ラジオ!?
ターンテーブル!?人形遣いまで!?

楽しく、不思議な夜になると思います。

荒井康太


高円寺Grain
http://grain-kouenji.jp/
高円寺駅徒歩2分!ワールド&アコースティックミュージック、様々な表現スペース!
東京都 杉並区高円寺北3-22-4 U.Kビル2階
tel03-6383-0440

【笙の稽古場】

f:id:ohtsukajumpei:20161119202245j:plain【お稽古場ひらいております】

大塚個人の笙の稽古場の情報です。

笙を吹いてみたい方、ぜひどうぞ。グループでのお稽古です。

■日時・場所
月2回 19:00〜20:30
場所 都内山の手線沿線(詳しくはお問い合わせください)
*基本的に月2回、水曜夜の日程になりますが、参加者、講師(大塚)のスケジュールに合わせてフレキシブルに決めております。他の曜日がご希望の方などもいらっしゃいましたらご相談ください。ひとまず近々の日程につきましてはお問い合わせください。

■レッスン料
1回 3,000円 + 部屋代(500~1,000円程度)
*単発でのレッスン、ご都合の良い時のみのレッスンも可です。
*楽器をお持ちでない方の体験レッスンも受け付けております。

■楽器について
レンタルの楽器がございます。また、割引での楽器購入も斡旋します。詳しくはご相談ください。

■お問い合わせ先
大塚 ohtsukajumpei@gmail.com

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最近笙のお稽古をさせていただいていて、笙という楽器を通して音に向き合うこと、呼吸に向き合うことのおもしろさを実感しています。「雅楽」という切り口から笙を奏すること、「音」という切り口から笙を奏すること、どちらからでも、おもしろさがあります。みなさまとお会いできますこと楽しみにしております。

11/26 目白庭園 秋の庭園ライトアップイベント 演奏会

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PCの不調のため諸々滞っておりましたが、もう来週、26日の演奏会です。豊島区の目白庭園にて、ライトアップイベントに合わせまして雅楽古典の演奏になります。ネット上には記載がないのですが(ごめん!)芸大の後輩で若手実力派の笛吹き、〆野護元くんにゲストで出演していただきます。笙一管で調子を、龍笛と笙で古典、歌物もやります。最後即興も少しやるかな。お値段も据え置きですので遊びにいらしてください!

■日時
2016.11.26(土)[18:00~19:00(受付18:15)]

■場所
目白庭園 赤鳥庵

■出演

笙・歌:大塚惇平 龍笛:〆野護元

■参加費
1,000円(ライトアップ入場料含む)

■定員
60名

■申込方法
窓口で直接、または往復ハガキ、メール、FAXにてお申し込みください。

■申込・問い合わせ先
〒171-0031
豊島区目白3-20-18
mail:info-mejiro-garden@seibu-la.co.jp
TEL:03-5996-4810 FAX:03-5996-4886

詳しくは下記URLも御覧ください。

www.seibu-la.co.jp

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10/31キッドアイラックアートホール!

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昨日のキッドアイラックアートホール、無事終了しました。いやー…恩恵とはこういうことをいうものだと思います。(写真は徹さんのタイムラインから拝借させていただきました)

徹さんの入院前最後の公演、とにかく、今年は徹さんとの出会いがなければありえない一年でした。2月に東京に久方ぶりに上京、引越しをしたまさにその日、最初の共演のオファーを頂いたことを覚えております。

僭越なことを承知で申し上げれば、徹さんのような「在り方」で音を出し続けている本当の意味での「大人」の方がいらっしゃるという事実に深く癒され、また、多くを教えられました。初めてデュオをさせて頂いた長野の原始感覚美術祭のリハでは、徹さんの音のあまりの凄さに何もできなくなるという笑、幸福な打ちのめされも経験しております。

昨日も音出しの時も自分の顔のニタニタが止まらなくなり、あわや、と思いましたが笑、本番、なんとかお二人と場を共にできましたこと感謝しております。事前に決めたおおよその流れのメモを楽屋に置き忘れた時は、はっ!!!となりましたが笑。徹さんのいつにも増して、の、音のこと、ジャンさんの声、あり方、動き、お二人の歴史、そして、ヨーロッパということ・・・感じたことは多々ありますが、言葉になりにくいので、それはまた。

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そして、ジャンさんとの出会いからも多くのことを学びました。本番の前にジャンさんのジャンさん体操、気の道のワークショップにも参加し、すでに深く打たれていたのですが笑、本番後の打ち上げで、「どうしてあなたはそんなにハートがオープンなのですか?」とジャンさんに尋ねたところ、「私はそれをピナバウシュと大野一雄と野呂先生から教えてもらいました」とおっしゃられたのを聞いて、また深く打たれたのでした笑。ああ、こういう風に繋がっていくのか、と。

ワークショップ、本番で、ジャンさんと、身体と場を共有する中で、感じていたのはまさにそれでした。ジャンさんの一つ一つの身振りの中に、そのジャンさんが身を置いてきた場所の記憶が二重映しに映って、それがものすごくたくさんのことを教えてくれるのでした。ああ、成熟するとはこういうことなのだと。他者を眼差し、そこにひらかれるとはこういうことなのだな…と。

まだまだ書き足りないですが、とにかくお二人とまだまだ一緒に居たかった!まずは徹さんの12月の復帰、そしてジャンさんの来年8月の来日を楽しみにしています。徹さん、ジャンさん、そして来てくださったお客様の方々、ほんとうにありがとうございました。

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