楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

7月9日 ゆうど 出演者プロフィール*1

7月9日、ゆうどでの演奏会「水巡」の出演者のプロフィールをアップします。今回の演奏会について、意気込み?的な感じで少しづつ書いていきたいと思います。

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さて、今回の出演者、佐藤公哉くんとは、長い付き合いで、21才のころ、とあるヴォイスパフォーマンスのグループでご一緒したのがきっかけで出会いました。僕は笙ともそこで出会っています。まだ彼が自身のグループ「表現 hyogen」を始める前のことでした。

音楽や、即興などについて、僕自身ともとても近しい感覚を持っている音楽家です。最近では国内のさまざまな土地や芸術祭、ヨーロッパでも活躍されています。

彼の音楽は(個人的な印象ですが)「旅人のうた」で、今の時代、近代から地続の現代の社会において、政治的、文化的にもさまざまな文脈、問題があるかと思うのですが、彼はそことは違うあたらしい地平で文脈を紡いでいるような気がしています。それは、新たに土地と土地、地球と人の記憶と記憶を結んでいく、新たなコスモポリタンの「うた」のような気がしています。

今の社会の文脈に行き詰まりを感じている方は、そことはまったく違う場所も育ちつつあるんだ、ということを音楽を通して感じていただけたら、と思ったりしています。

佐藤公哉
ヴァイオリン、ヴィオラなどの弦楽器や打楽器、歌に加え、ホーメイなど様々な発声を用いる音楽家。
シュルレアリスムの影響のもと幼少時には画家を志す。東京藝術大学音楽環境創造科卒業後、バンド「表現 (Hyogen)」、デュオ「3日満月」などで国内外で演奏・作曲を行なう。
子供を対象にしたワークショップも継続する他、世界各地の伝統芸術と繋がりを持つ場作りのプロジェクト「Torus Vil.」のディレクションを行う。
http://satokimiya.blog.fc2.com/

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