楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

7/10 徹の部屋vol.42 「雅楽・邦楽の新しい奏者たちとの共演 伝統と現代はコインの裏表だった!」

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ミッシェル・ドネダ Michel Doneda(ソプラノサックス)、レ・クアン・ニン Le Quan Ninh(打楽器)、齋藤徹(コントラバス)による"MLT TRIO Japan Tour 9-24 July 2017"の一環として、雅楽・邦楽の演奏家たちとの共演が行われます!

Improvisation、即興演奏による公演です。即興演奏とは…?と思われる方も多いかと思いますが、ほんとうに大御所と申しますか、非常な実力をお持ちのお三方とご一緒です。Facebookにてイベントページを作成しましたので、興味ありを押していただければ出演者プロフィール始め、即興演奏についての手がかりを色々シェアさせていただきます。以下イベントページのリンクです。

www.facebook.com

奇しくも現在闘病中の齋藤徹さんですが、その「在り方」含め、「生きていること」が音を出すことにそのまま直結している、その響きには、「音楽」の境界を越えて響いてくるものがあると思います。ぜひ、ジャンルを越えて色々な方に聴いていただきたく。ご来場をお待ちしております!

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徹の部屋vol.42
雅楽・邦楽の新しい奏者たちとの共演 伝統と現代はコインの裏表だった!」

■日時:2017年7月10日 (月)19:00 開場 19:30 開演

■出演:
ミッシェル・ドネダ(ソプラノサックス)
レ・クアン・ニン Le Quan Ninh(打楽器)
田中悠美子(三味線・大正琴・声)
黒田鈴尊(尺八)
深山マクイーン時田(箏)
大塚惇平(笙)
齋藤徹(コントラバス

■料金: 予約3,500円/当日4,000円(ワンドリンク付)

■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Mail:event@polepoletimes.jp


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ポレポレ坐に徹の部屋が帰ってきます。

私が病気入院している間にいろいろな演奏現場が無くなってしまっていました。それを考えるとこの徹の部屋、何と嬉しいことでしょう!数えて42回目。私の音楽史が未来へ繋がったのです。

今回は、親友ミッシェル・ドネダ(ソプラノサックス)とレ・クアン・ニン(打楽器)と私のトリオツアーの一環です。前回の来日の時もポレポレ坐で「こいつぁめでたい大千秋楽」としてやりました。素晴らしい想い出です。それは2011年、地震原発の影響がまだまだ濃い時期で、来日ミュージシャンのキャンセル、国外脱出などが頻繁だった中のツアーでした。

6年後の2017年7月、彼らが共演30周年ワールドツアーの一環としての来日です。

さて、ポレポレ坐ではどういう趣向にしようか?最もふさわしい迎え方は?

昨年夏、スイスのピアニスト、ジャック・ディミエールさんが来日した時、邦楽・雅楽演奏家との共演のライブをいくつか作りました。何か大きな新しい波が来ていることを実感させる素晴らしい時間でした。そうだ、これだ!これしかない!

ということで、ゲストがあっと言う間に決まりました。いずれも国内外で大活躍中の素晴らしい演奏家です。邦楽・雅楽(伝統音楽)をやっているという事を軽く越えた意識で、広く大きく現代を、音楽を捉え、世の中に刺激を与えている人達です。

即興音楽を貫いて来たミッシェル、ニン。

出逢い・共演するのは「今」「ポレポレ坐」!

これは「偶然ではなく必然だった」と 将来みんなで話すことになるのです。
(齋藤徹)