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楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

満員御礼 / 5.3 GW 初夏の音色を感じて 伝統雅楽体験会・笙の音色を楽しもう

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少し前になりましたが、よみうりカルチャーおぎくぼでのワークショップ「5/3 GW 初夏の音色を感じて 伝統雅楽体験会・笙の音色を楽しもう」満員御礼にて終了しました!
笙の歴史から、雅楽の中での役割など、概観的なところからお話を始めました。余談ですが、準備のために中国の曾侯乙墓から出土した笙について改めて調べましたが、えらい呪術的ですね。あまりに呪術的・始原的でゾクゾクします。時間ができたら改めて調べてみたいと思いました。中国における笙のことはもっと調べてまとめてみる価値がありそうです。

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さて、その後「太食調調子」を実際の笙でお聞きいただく。笙を手に取り、体験へ。笙の構造、音の出し方。基本的な合竹、唱歌のこと。これだけ初めての方が大勢(12名)で音を出すこともあまりないので、なかなか新鮮な体験でした。やはり、一人一人、息の入れ方の違いから、響きが変わってくる。そのあたりも、醍醐味かなと。

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せっかくなので実験的なことも。乙、ボウ、乞、十、工の合竹をそれぞれグループに分かれて習得してもらい、それを一斉に吹く。その輪の中に一人づつ入ってもらい、笙の響きを体感していただく。雅楽の「退吹(おめりぶき)」の時のようなケイオスな雅楽の響きの感じを体感していただけたらという意図でした。僕は中には入りませんでしたが、どうだったでしょう?

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最後は、今回のワークショップの目玉?荻窪のルミネの屋上で、皆で初夏の夕暮れの風を感じながら笙を吹く。これが、個人的にはとても感動的な光景でした。都会のぽっかりと空いた空間に、点々と星々が瞬いては消えるようで、参加者の笙をもつ姿含め、ベタですが映画のワンシーンのような。

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伝統のあり方とは離れた実験的な試みかもしれませんが、逆に伝統というコンテキストから離れた時に現れる、笙という楽器の可能性、違った見え方、聴こえ方を少しでも感じていただけたなら、とても幸いです。これは、また、やりたいですね!どこか都会の屋外で、また点々と灯る笙の瞬きを聴いてみたいものです。

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