楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

日本の伝統文化・雅楽とは? 〜雅楽の基本を知る講座〜

さてさて、来月の企画です。

8月22日、原宿のMOMINOKIHOUSEにて、雅楽の講座を開催します。

むかしはよく、音楽を聴くときに、一切の知識なしに、そのまま音だけの印象を聴くのがいいのだ…と思っていたものですが(実際そういうことは大事ですが)

まったく未知の領域の音を聴くとき、その音楽の背景にある物事を知ることで、その「音」がまったく違う意味をもって立ち上がってきたりすることがある…

そのことは、これまで雅楽の古典を演奏させていただいたときに、雅楽や笙についてのお話を付け加えたほうが、お客様からとてもよい反応をいただくことが多いという経験から、改めて考えさせられたことでした。

「音楽」というのはやはり「文化的に」構成されています。特に我々現代人にとって「未知」と言ってもよい雅楽の音文化に触れるとき、その文化的背景を知っておくことはとてもプラスになるように思います。

是非是非、皆さま遊びに来てくださいませ。惇

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日本の伝統文化である雅楽…ですが、長い間宮中や寺社の儀式の中に秘されてきたためか、まだまだ一般に「音楽」として知られるには程遠い状況かもしれません。

そもそも、私たちは自国の文化について知らなさすぎるのではないか…そのような思いもいたします。

雅楽は、日本の伝統文化のひとつの「ルーツ」と言ってもよい、音楽のみならず舞や文学、工芸、建築、宗教…など、様々な要素の絡まった総合的な営みです。

雅楽を知ることは、日本文化を知るための基礎になりうると思います。

この機会に、雅楽について、日本文化について見つめ直してはいかがでしょうか?

レジュメをもとに、映像なども交えながら、講師が現場の体験とともにトークします!笙の生演奏、雅楽の歌謡の演奏もございます。

講師の、現代的な感性から、今の時代に求められる「雅楽」のかたちをお伝えします。

 

講師:大塚惇平

日時:2015年8月22日(土) 15:30〜17:00 (15:00開場)

場所:自然食レストラン MOMINOKI HOUSE
   http://www.mominoki-house.net/

参加費:3,000円(1drink込み)

プログラム:
1. 笙独奏『太食調調子』
2. そもそも「雅楽」とは? 歴史的な観点から
3. 朗詠『嘉辰』独唱
4. 雅楽の用語から生まれた、私たちが日常使っている言葉
5. 雅楽をどう楽しめばいいか? 音に対する聴き方、感性を捉え直し、変えてみる
6. 平安時代の楽人のお話 等(予定)

お申し込み先:受付 天田 office.tensei@gmail.com 090-7730-8068
まで、お名前とご連絡先、人数をお知らせください。

 

大塚惇平

ohtsukajumpei.com

ohtsukajumpei@gmail.com