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楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

屋久島にてご奉納演奏をしてきました。

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 屋久島 益救神社
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先日のブログでも書いたとおり、無事、益救神社(やくじんじゃ)、矢筈嶽神社(やはずだけじんじゃ)でのご奉納演奏を終えて、東京のほうに帰ってきました。

益救神社は、平安時代の『延喜式神名帳に記載された最南端の神社で、屋久島最高峰の宮之浦岳に奥社があります。

わたくしは20歳の時に屋久島に遊びにきたことがあり、その時も印象深い旅だったのですが、ふたたび縁あって、2011年の冬にお祭でのご奉仕に呼んでいただいてから、度々来させていただいています。

さて、今回は例大祭での奏楽奉仕の翌日、正式に益救神社と矢筈嶽神社での奉納奉告祭を執り行っていただき、ご奉納演奏をさせていただいてきました。

まず、4月30日の10時過ぎ頃から、益救神社社殿にて奉納奉告祭を宮司さんに執り行っていただく。9時頃お宮に入った時にはとてもいい陽気で晴れていたのですが、準備をしだした頃から雷も鳴り出すような激しいスコールが。しかし、奉告祭が終わる頃にはすっかり快晴となり、ほどよき感じでご奉納演奏に移るというご奉納あるある、笑、な感じで演奏させていただきました。

 

壱越調調子 五句

朗詠 嘉辰

Improvisation

 

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宮司さんにも喜んでいただいたようで、とてもうれしい。宮司さんのお顔がほぼ翁。
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つぎに、矢筈岳神社。一湊という地区の、岬の先の洞窟の中にある、神社というよりは限りなく祠に近い感じ。この地区の漁師さんから崇敬されているそうです。この洞窟は、種子島まで続いているという伝説もあるらしい。ほんとに、快晴。あんなに雨降ってたのに。

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屋久島、もう初夏の新緑の季節で、ほんとに、地の力が強い。ほんと、元気になりました。屋久島は、その植生が独特で(だからこそ世界遺産になったのだけど)植物の様を眺めていてるだけで、まったく飽きない。

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矢筈嶽神社の入り口。
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洞窟の中から外を。
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波の音が洞窟の中に響き渡る中での演奏となりました。

 

黄鐘調調子 六句

神楽歌 千歳 万歳

Improvisation

 

今回、たまたま屋久島に居合わせ、ご奉納演奏にお付き合いいただいた皆様と、宮司さんご夫妻と。今回も様々な出会いがあり、よき旅となりました。矢筈嶽神社には12年前に島に遊びに来た折にも実は来たことがありました。色々な意味で感慨深い演奏となりました。

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実は今回のご奉納演奏は、今後ご縁のあるお宮さんで個人的に笙一管での演奏をご奉納させていただく、という活動をしていこうと考え、その第一弾としてさせていただいたものでした。

奉納演奏・・・というのは現代ではある意味特殊な演奏のかたちであり、そのことを自分の活動としてやっていくこと自体が、自分の表現のひとつになるのかもな、という思いがあります。

お客さんに向けてではなく、神さまと、その土地に向けて演奏する、対話する、ということは、自分自身と対話する・・・ということでもあり、そういう経験を積んでいくことで、何かあたらしい道へとひらけていくような気がしています。

またどこかで演奏させていただくときには、皆さまを巻き込みつつ、またご報告させていただきます。

 

大塚惇平

ohtsukajumpei.com

ohtsukajumpei@gmail.com