楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

今週末。7月9日。ゆうど、水巡です。

7月9日、ゆうどでの演奏会「水巡」、いよいよ今週末です。自分のプロフィールだけ載せてなかったので、いちおう。

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水俣病のことを書き綴った「苦界浄土」で有名な石牟礼道子さんの詩集「はにかみの国」をなんとなく読み返してみて、ああ、自分がやりたいことはこういうことだな、ということを思う。

自分はいわゆる「音楽」が好き、、ではない、いやそんなことはないんだけど、あまり執着がないのかもしれない、、本当の意味で「音楽」ということの地平で身体を張っている方々とご一緒するとき、すごく感銘を受けるし、自分はここにいていいのか?と思ったりもするのですが、

それでも、やはりその地平に立たせていただくことが、自分には必要だと思いますし、そこで磨かれていくべきだとも思っています。それが自分にとっての「音楽」なのかもしれませんが、まだ道半ばです。

しかし、なんで「笙」を選んでしまったのか…ということと、石牟礼さんの詩に感銘を受けることは自分の中ではとてもつながっているように思います。
そこがつながった地点、その地平に立っていたいと心からいつも思っています。

そのような「おんがく」を7月9日、ゆうどで奏でられたら幸いです。詳しくは、一番上に貼りましたリンクからどうぞ。みなさまのご来場をお待ち申し上げております。

大塚惇平

ヴォイスパフォーマンスの活動を通して笙の響きの世界と出会う。早稲田大学第一文学部卒業。音楽文化論を小沼純一氏に師事。田島和枝氏に笙の手ほどきを受ける。その後、東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻卒業。笙、琵琶、右舞、歌物を専攻。現在、笙、右舞、歌物を豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長)に師事。雅楽古典の演奏・研究をベースにしつつ、現代音楽や即興演奏、他ジャンルとの交流を積極的に行う。最近では平河町ミュージックス「春の響きを聴く」(2012)、浅草公会堂「邦楽爛漫」(2013)、大江戸助六太鼓公演「音で見る『大江戸百景』」(2014)、信濃の国 原始感覚美術祭 2014「水のうたがき」(2014)、阿佐ヶ谷アートフォレスト2015「雪雄子舞踏『鵲草』×杉原信幸×大塚惇平」(2015)、出雲やおよろずアートプロジェクト「あめつち〜神迎前夜ライブ〜」(2015)、目白庭園 秋の庭園ライトアップ「大塚惇平 雅楽コンサート」(2015)、日中韓芸術祭 平山素子作品「やおよろず」(2015)他、雅楽古典や他ジャンルとのコラボレーション企画、都内ギャラリーでの演奏、屋久島 益救神社、丹生都比売神社、高麗神社等の寺社にての奏楽奉仕等、精力的に演奏活動を行っている。

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