楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

笙をはじめるまでシリーズ

笙をはじめるまで*3 響きから笙へ

陶芸家ヴェロニカ・シュトラッサーさん宅の山にて野焼き *** 笙という楽器に初めて触れたのは、前述のAma voicesの公演で、雅楽演奏のユニット「むすびひめ」のお二人とご一緒する機会を得たことがきっかけだった。「むすびひめ」は今は活動していないが…

笙をはじめるまで*2 声から響きへ

さいたま県北本市 寒い朝に日がのぼる *** 渡邊さんのもとでの経験は、二十歳からの多感な時期に、その後の自分を動機付けてしまうような多くの要素があった。それは祝福でもあり呪いでもあった・・・ように思う。実際、笙との出会いはここでの活動に関わっ…

笙をはじめるまで*1 声から身体へ  

故郷 静岡の大浜から *** 19歳の春に四国八十八ヶ所を歩いて巡礼した。45日間かけて、一度で歩き通した。自分がもう一度「ゼロ」に戻ることのできた貴重な経験だった。それと同時に、自分のその後の関心の道筋も、その時に形作られていたように思う。 四…