楽記

笙 うた 奏者 大塚惇平のブログです。

2017.8.19.土. Music Trunk vol.3 『日本音楽とフラメンコについて、 Flamenco de Japón』

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国内外で活躍する太鼓奏者の吉井盛悟さんのこちらの企画に出演です!

今月19日の晴れ豆にて。最近フラメンコと日本音楽、芸能との共通点の話を聞くことが多く。僕自身色々知りたいなあ〜と思っているところです!

11月にはインド音楽との共演も控えているので、よりユーラシア大陸の音楽の繋がりをもっと知っていきたいなあ、とも。絶対に面白いと思いますので、ぜひ遊びにいらしてください。

ご予約・詳細は以下のからも。

Music Trunk vol.3 『日本音楽とフラメンコについて、 Flamenco de Japón』 « 豆風ライブハウス 代官山「晴れたら空に豆まいて」

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Open18:30
Start19:30
前売4,000円 当日4,500円(1ドリンク代¥600別)

このたび、以下のような面倒くさいことを色々と考え過ぎたので行動に移すことに致しました。

▪︎「やたらめったら=矢鱈滅鱈」の語源は雅楽の「やたらびょうし=八多羅拍子」という大阪四天王寺を由来とする五拍子のこととか、、そのヤタラの「タラ=多羅」とはインドのターラ(=リズム)が語源とか、、

▪︎インドのリズムとは輪廻であり、ある拍数の中に無限の音楽宇宙を作るとか、、

▪︎その感性はジプシー~ヒターノによって西にも行った、即ちそれがフラメンコとか、、

▪︎12拍の有限のリズムの中に踊りと音楽の無限の宇宙を作るのがフラメンコだとか、、

▪︎2拍と3拍の混合拍子とアジアのリズムとか、、、

▪︎さて、日本に伝わったターラは如何にとか、、

▪︎1200年以上前に伝わった踊りのステップとインド古典舞踊と古事記の岩戸開きでアメノウヅメノミコトがウケの上で踊った踊りとか、、、

▪︎インド古典音楽と日本の俳句の感性とか、、
五七五(17音)が生み出す宇宙観とか、、、

あー!ややこし。日本人が何故フラメンコが好きかって?
そりゃ、「アメノウヅメノミコト」もあれ系の踊りだったんでしょう!
ん~、頭を使う前に身体に聞いてみる。
観て聴いて頂き、答えを感じてみて頂きたし。

青森五所川原出身の天然ハネト、ぃゃ、天才バイラオーラ「工藤朋子」とその答えを探る。

《日本音楽》
笙:大塚惇平 箏:山野安珠美 太鼓:山部泰嗣 
《フラメンコ音楽》
カンテ:西容子
ギター :小林亮
パルマ:板倉匠

音楽の根幹に迫るプロジェクト「√Music Trunk vol.3」
「フラメンコと日本音楽について。」

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ありがとうございました/Essence of Japanese in Waterras ~雅楽を奏でる「笙・龍笛」~

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先日のワテラスコモンでのレクチャー&ワークショップ「Essence of Japanese in Waterras ~雅楽を奏でる「笙・龍笛」~」ですが、無事終了いたしました。お陰さまで多くの方にご参加いただけました。どうもありがとうございました!

まずはまず初めに、夏の調子である、黄鐘調音取、黄鐘調越殿楽を演奏。前半45分、雅楽とは何か?についての映像、画像を交えつつのお話、後半45分に龍笛、笙のチームに別れての体験ワークショップとなりました。

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同じく講師の笛奏者中村香奈子さんが前日のしつらえ講座にてしつらえたお花がちょうど五行を表していて、講座に文字通り花を添えていただきました。中村さんから色々お話を聞かせていただけたのもとても貴重でしたね!

体験ワークショップは笙、龍笛の音色を体感として感じていただけかと思います。なかなか触れる機会の希少な雅楽の楽器との触れ合いを楽しんでいただけたようで何よりでした。

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参加者の方とお話しして改めて思ったのは、雅楽の楽器は「敷居が高い」「触れる機会がない」と感じている方が多いと同時に、「興味を持っているけれど何処から入ったらいいかわからない」方が多いということでした。

こういったところは普段から触れている人間には見えなくなりがちなところなんですけれど、今回すぐに講座の定員が埋まったところからも、雅楽に興味を持っている方はとても多いのではなかろうかと希望が持てる会でもありました。

僕自身改めて雅楽、古典の勉強を深めたいと思っています。
また開催する折には是非よろしくおねがいいたします!

蔡怜雄・大塚惇平 動画公開しています

www.youtube.com

もう半年くらい前になっちゃいましたが、今回のアルバムと同時期くらいに国立のアグレアブル・ミュゼにて撮影した蔡怜雄くんとの動画を公開します。笙とトンバクによるものと、笙とレクにるもの、どちらも即興演奏です。音質など、反省点もあるのですが、何かしら伝わるものがありましたら。怜雄くんのかわいい帽子にも注目です。

www.youtube.com

8/20 新しい繭 笙とペルシャの打楽器による、架空の旅の記憶 〜 LIVE

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先日お知らせした『新しい繭』発売記念ということで、ペルシャの打楽器奏者・蔡怜雄と、笙奏者・大塚惇平のライブです!8/20、代々木上原のhako galleryにて!!

二人でのライブは昨年末以来。我々の新しい試みをぜひ楽しみにいらしてください!

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この度ミニアルバムを作成したペルシャの打楽器奏者・蔡怜雄と、笙奏者・大塚惇平による演奏会です。今回はミニアルバムに収録の「即興楽曲」に加え、サントゥールと笙、声楽曲も演奏します。このデュオの新しい試みにご期待ください!

■日時:2017年8月20日 (日)18:30 開場 19:00 開演

■会場:hako gallery 〒151-0066 東京都渋谷区西原3丁目1-4 TEL.03-5453-5321 http://hakogallery.jp/

■出演:
蔡怜雄(トンバク、ダフ、レク、サントゥール、声)
大塚惇平(笙、ダフ、声)

■料金: 予約・当日共に 2,000円(お茶付・お菓子の販売あり)

■予約:ohtsukajumpei@gmail.com(大塚)までお名前、人数をお知らせ下さい。 

 

■下記のfacebookのイベントページには少しずつ情報もアップしてまいりますので、ぜひご覧下さい。

www.facebook.com

新しい繭  笙とペルシャの打楽器による、架空の旅の記憶

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ペルシャの打楽器奏者・蔡怜雄、笙奏者・大塚惇平によるミニアルバムです。

ひとまず、最初の一歩を。新しい繭・新しい試みを少しでも楽しんでいただけましたら。以下詳細です。

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新しい繭  笙とペルシャの打楽器による、架空の旅の記憶

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ペルシャの打楽器奏者の蔡怜雄、笙奏者の大塚惇平のこのデュオは、これまで即興演奏でのライブを多く重ねてきました。このたび、NUMANの佐東賢一さんのご好意でスタジオでの即興演奏による一発録り、聞き直してみたところこれで一度CDとして形にしてみては?の流れに。いくつか良いものを抜粋して形にしてみました。

曲名は、改めて聞き直してみたときに浮かんできたイメージを言葉にしたものです。これまでにも何度かこのデュオで「作曲」を、ということを話し合ってきたのですが、なかなか進まず。それでも、即興演奏ライブの度に浮かんでは消える響きのイメージは、様々な旅の情景のようで、好評を博してきました。こうして曲名をつけてみたのは、いわゆる「作曲」ではなく、どこからかやってくる曲のイメージを源泉として、それを「曲」として定着できないだろうか、という試みでもあります。

「新しい繭」。このデュオの新しい試みを少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

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1.黄緑の轍
2.アルメニアン・チャント
3.さやけの
4.女媧のきたる
5.クニスナ
6.遠乗りの記憶

笙、声:大塚惇平
トンバク、ダフ、レク、声:蔡怜雄
レコーディング、マスタリング:佐東賢一
アートワーク:大塚惇平
デザイン:下山健太郎

価格:1,800円(税込)郵送料:200円

お申し込み先:大塚惇平 ohtsukajumpei@gmail.com まで、お名前、ご住所、ご連絡先、ご希望枚数を明記の上、お申し込みください。


〜曲想について

1.黄緑の轍
始まりのイメージ。雅楽の六調子のひとつ「壱越調」は、方位は中央、色は黄色、ニュートラルな物事の状態を表す。轍はこれまで通った道。これから通る道。(笙・トンバク)

2.アルメニアン・チャント
かつてあったかもしれない、想像上の聖歌。あるいはアルメニアの洞窟で。(声・ダフ)

3.さやけの
遠い空の上でかすかに光るもの。瞬くもの。あるいは、天鼓。その響きを聴く静かな青い野のさま。(笙・ダフ)

4.女媧のきたる
女媧は中国の創世の女神で、笙を発明したとされる。また、一説には女媧は元は中国南方の少数民族である苗族の女神であったという。苗族は笙の原型と言えるような「蘆笙」という楽器を奏でる。そのような故事に誘われて、南方からやってきた女媧と、笙のきた道を辿って。(笙・レク)
5.クニスナ
当時大塚が読んでいたライアル・ワトソン著『エレファントム 象はなぜ遠い記憶を語るのか』から。南アフリカ、クニスナの大地。海。失われた象たちの鎮魂。(笙・トンバク)

6.遠乗りの記憶
中央ユーラシアに広がる草原。馬で遠乗りした日の記憶。馬の駆けるリズム。風の匂い。夕日の匂い。(笙・ホーメイ・トンバク)

【ご報告】徹の部屋vol.42 雅楽・邦楽の新しい奏者たちとの共演 伝統と現代はコインの裏表だった!

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「徹の部屋vol.42 雅楽・邦楽の新しい奏者たちとの共演 伝統と現代はコインの裏表だった!」space&cafe ポレポレ坐

とにかくほんとうに、最高でした!多くは語るまい!!

ミシェル・ドネダ、レ・クアン・ニンのツアーはまだまだ続きます!!

詳細はこちらのfacebookイベントページにて!

 

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7/24 Essence of Japanese in Waterras ~雅楽を奏でる「笙・龍笛」~

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こちらの講座、おかげさまで満員御礼となりました

神田のコミュニティー施設、ワテラスコモンにて行われている和のワークショップシリーズ"Essence of Japanese in Waterras"の一環で、雅楽のお話、体験ワークショップです。笛奏者の中村香奈子さんとご一緒いたします!

雅楽とは…?イメージでなんとなく理解している方は多いかもしれませんが、雅楽の中にも唐楽、高麗楽、朗詠、神楽歌…など、様々なジャンルがあることをご存知ない方も多いでしょう。大河ドラマや映画などで雅楽のシーンが出てくることも多いですが、これを機に雅楽にぐっと近づいてみては?という企画です。画像や映像をご覧いただきながら、そもそも雅楽とは?歴史は?その他こぼれ話などなど…そして体験用の笙と龍笛の楽器もご用意、楽器体験も予定しております!

笛奏者の中村香奈子さんは私の大先輩で、雅楽についていつもはっとさせられることをおっしゃられます。私もどんなお話を伺えるか、とても楽しみにしています。

なんと、参加費も1,500円(税込)と据え置き、ぜひ、お早めのお申し込みをおまちしております!

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和の伝統芸能のなかでひときわ長い歴史を持つ「雅楽」。そのルーツと魅力をひも解くトーク&体験セミナーを開催します。

今回のテーマは「笙(しょう)と龍笛(りゅうてき)」。楽器の音色や構造、合奏の様子を学びながら、日本文化に根ざした古(いにしえ)のオト=雅楽に少しだけ触れてみましょう。ご希望の方は演奏体験もできちゃいますよ。これを知れば源氏物語陰陽師の世界がもっと楽しくなるかも!

今年1月の「和てらす音楽会」に出演していただいたお二人が再び講師としてワテラスに登場します。ぜひ、お越しください。

◆日 程:07月24日(月) 19:00~20:30(18:40受付開始)

◆会 場:ワテラスコモン1Fサロン

◆参加費:¥1,500(税込/当日支払)

◆講師:笙:大塚惇平、龍笛中村香奈

◆定員:30名

◆関連HP:グッドモーニングスHP

http://goodmornings.co.jp/ourproject/event/essence/20170623_3863.html


◆申込:下記ワテラスHPより ※07月21日(金) 12:00pmまで

http://www.waterras.com/event/archives/ev/4618


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主 催:一般社団法人淡路エリアマネジメント
共 催:グッドモーニングス株式会社